筋トレはストレスである
2023年1月13日筋トレはストレスとは?
ストレスと聞いてすぐに浮かぶのが、精神的なものかと思います。精神的ストレスなんてよく言いますよね。
ストレスについての詳しい説明は割愛しますが、実は、筋トレも身体にとってはストレスなのです。
筋トレという行為によって、身体に強いストレスをかけると、そのストレスに適応しようと体が反応します。
その結果、筋肉が大きくなったり、重いものを持ち上げることができるようになるのです。
筋トレによって身体にかけることができるストレスは2つあります。
筋トレでかかる2つのストレスとは?
筋トレによって身体にかけることができるストレスは下記の2つです。
物理的ストレス
高重量・低回数(例:4~8回×2~6セット)で、筋線維に強いダメージを与えるようなトレーニングを行うとかかるストレス。
化学的ストレス
低重量・高回数(例:20~30回×3~4セット)で、パンプアップするようなトレーニングを行うとかかるストレス。
どちらのストレスが良い?
筋肉を大きくするためには、先ほどの2つのストレスはどちらも大切です。
両方のストレスがかかるような、トレーニングプログラムを考えてみましょう。
筋力アップに特化するならば、高負荷低回数を中心としたプログラムを、筋持久力アップに特化するのであれば、低負荷高回数を中心にプログラムを組むと効果的です。
目的に合わせて計画的にプログラムを組んでいきましょう。
ストレスに慣れさせない
ずっと同じストレスを与えていると、筋肉はストレスに慣れてしまい、発達は止まってしまいます。
現在、トレーニングに取り組んでいて、行き詰っている方は、ひょっとしたら筋肉が今のストレスに慣れてしまっているかもしれません。
ストレスへの慣れを防ぐために、例えば…
A…高重量低回数でトレーニングをする日
B…低重量高回数でトレーニングをする日
と2つのパターンにプログラムを分けて行い、交互に刺激を変えながら進めたりして、ストレスへ慣れないように工夫してみましょう。
ストレスのかけすぎに注意
トレーニングはストレスを与える行為ですが、ストレスのかけすぎには注意が必要です。
自身に精神的なストレスが過度にかかると、ダウンしてしまうのと同じように、筋肉にも過度なストレスをかけると疲労困憊になり、発達しないばかりか、回復に時間がかかります。
そこへ更にストレスをかけるとオーバーワークとなり、回復に数か月~数年かかってしまうこともあるのです。
トレーニングによるストレスは適度になるように、また、トレーニング後は休息日も設けるようにしましょう。
まとめ
- トレーニングはストレスを与える行為であり、ストレスに適応した結果、筋肉が発達する。
- ストレスには物理的ストレスと化学的ストレスの2つがある。
- 筋肉を大きくするためには2つのストレスをかけることが大切。
- 筋力アップに特化したいなら高負荷低回数が効果的。
- 筋持久力アップに特化したいなら低負荷高回数が効果的。
- ストレスに慣れると筋肉の発達は止まる。慣れさせないようにプログラムを工夫する必要がある。
- ストレスをかけすぎると発達しなくなるので、必ず休息日を設けるようにする。