目標達成のために 正しい“手段”を 選択する。
2023年2月19日特異性の原理
トレーニングには特異性の原理という『身体は与えられたストレスに対して適応する』というルールがあります。
例えば上腕二頭筋を大きくするために、アームカールを選択したとしましょう。重量や回数などを肥大に適切な重量・回数に設定し行えば、上腕二頭筋を効率的に肥大させることができます。
このようにターゲットとなる部位に対して、目標達成のために適切な負荷・回数・セット数などを設定し、ストレスを与えることで効率的に目標を達成させることができます。
特異性の原理は『目標達成のためには、適切な手段を選択していきましょう』とも言い換えることができます。
目標を明確にする
目標達成のために適切な手段を用いなければ、望んでいる効果を得ることはできません。
良くない例として『足腰を強くするために走りこむ』というのがあります。下半身の筋肉を大きくしたいのか?筋力を上げたいのか?瞬発力を上げたいのか?など、“足腰をなぜ鍛えたいのか”によって適切な手段というのは変わってきます。
ただ長く走るだけだと心肺持久力の強化になってしまうため、仮に目標が筋肉を大きくすることだったとしたら、選んだ手段は適切ではないという事になります。きついことが正しいとは限りません。
このように”強くしたい“という曖昧な目標ですと、適切なプログラムを組むことができず、遠回りをしてしまう可能性があります。
適切な手段を選択する
トレーニングによって目標を達成するためには適切な手段を用いてトレーニングを行い、身体にストレスを与えることが大切です。
これは、ボディメイクだけでなく、アスリートのパフォーマンスアップ、健康増進などすべてに共通することになります。
そのためには何を達成したいのか、そのためにどんなトレーニングが必要なのか、これらを明確にしていく必要があります。これらが明確になれば、どのようなトレーニングを選択したほうが良いのかがわかるので、効果的・効率的に目標達成をすることができます。
まずは目標を明確にして、そこから目標達成にはどのような手段が適切なのかを考えていきましょう。
SAWAKI GYMトレーナー
永島 一平